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おたより
Letter

園だより

寒空の下でも、きれいな花が咲いているほほえみの森保育園の玄関に「しゃくなげ」を植えました。童謡の「夏の思い出」♪夏がくれば思い出すはるかな尾瀬~」の歌詞の中に、「しゃくなげ色」という言葉が出てきます。石楠花(しゃくなげ)という花は童謡の歌詞で子どもの頃に聞いた事はあるけど具体的に見た記憶はありません。しゃくなげ色が一体どのような色なのか見当もつきませんでした。

先日、玄関に飾る花の苗を買いに行くと、しゃくなげの苗木を見つけ購入しました。私にはあまり馴染みのない草花でしたが、幼い頃からふと感じていた「しゃくなげ色てどんな色?」という思いを解明したくなりました。今はまだつぼみで開花まで時間がありますが、開花の時期が楽しみです。

日々の中で何かのきっかけが必要だったという事はよくあると思います。ある日の昼食の時間についてお話したいと思います。ほほえみの森保育園では、子ども達がお腹が空いたタイミングで食事をとります。いろいろな発達年齢の子ども達の食事に合わせて、スプーンやフォークはしを準備しています。お兄さんお姉さんの姿を見て、お箸に興味を持ち、今ではお箸でいろいろな形や素材の食材をつかめるようになった子がいます。年齢に限らずお箸を使う子もいれば、スプーンを選択する子もいます。その姿を見ていると、食具について考えるようになりました。スプーンは、ある程度の量を口に入れるのには一番使いやすいです。お米でも野菜でも一定量は口に運べます。しかし、麺など長い食材をはさむ時、魚など身をほぐして食べる時には、スプーンやフォークでは食べにくい場面も出てきます。現在保育園の献立は和食以外にも、中華、洋食が出てきます。

世界各国には、その土地にしかない様々な食材があり、各地域の料理に合わせて食事方法が選択され、現在の食法が生まれたと考えられます。箸は「はさむ」事に適しています。食べ物の違いで言えば、日本で一般的に食べられているお米。ジャポニカ米という品種になりますが、これは粘りがあり、手につきやすいので箸で食べるようになったと言われます。また、フォークは肉のかたまりの料理などを「突く」事に適しています。現代では和食以外にいろいろな国の料理を食べる機会も増えてきたので、箸が一番使いやすいとは言えないですが、保育園での子ども達の食事の風景を見て、どの食具も使用してみて使いやすいものを選んでいるのか一番最初に使った食具が使いやすいと思っていて、他の食具を試すきっかけがなかったのかどちらだろうかと考えました。もしかしたら、スプーンやフォーク以外の食具を使用するきっかけが少なかったのかもしれない。子ども達がお互いの姿をお手本にいろいろな物事に興味をもつという環境に、保育者である私達は甘えていたのかもしれない。そう反省しました。子ども達の遊ぶ姿、生活の様子を観察し、色鉛筆で細かな塗り絵ができている、制作の場面では、ハサミを使って複雑な切り方ができている。きっとこの子には、箸を使えるくらいの指先の発達は備わっていると判断し、いつもよりフォークとスプーンを出すタイミングを遅くしてみました。その日はスプーンを出してもらうように先生にお願いしたそうです。翌日、「〇〇さんは、色鉛筆をきれいに持てるからお箸もきっと持てるよ。ほら、鉛筆の持ち方に一本増やすだけだよ」と先生に教えてもらい、お箸を使ってみようと言う気持ちが芽生えたそうです。その日以降、お箸を使う姿も増えました。少しのきっかけを必要とする場面が日々の中にはたくさんあり、それを押し付けてもいけない、控えすぎてもいけない、子どもの姿をみて関わって行く事が大切だと感じました。

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