このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

おたより
Letter

園だより

保育園の行事の主役

園では毎月、20日が属する週の月・火・水曜日を「公開保育の日」として、午前10時から、未就園・在園を問わず保護者の方が園を見学する機会を設けています。
公開保育では、保育について園としての考え方や方法を説明するのですが、時々、入園先を探されている保護者の方から行事について聴かれることがあります。
「親が参加する行事は多いですか?」
「運動会や発表会はどんなことをしますか?」
質問に対して、私は、年間行事として組み込んだ行事内容を説明しながら、質問された保護者の気持ちや立場を汲み取ろうとします。休みが思うように取れない会社への遠慮派、開催会場までの足確保を考える実務派、シャッターチャンス期待派などなど、立場や思いが様々なようです。

どの園でも「行事」は欠かせないものです。なかでも運動会や発表会は、保護者の方々が楽しみにしているイベントでしょうし、園としても保育の成果を見せる機会であることには間違いありません。

ですが、ここはもっと深く考える必要がありそうです。

確かに、見せ物としての完成度が高いと、保護者の方々の感動も大きく、準備してきた保育者の達成感も高いことでしょう。そのことは認めつつ、忘れてはならないことがあります。

主役は子どもたちです。

大事なことは、準備の段階で子どもたちが本番をどれくらいワクワクして待ち、本番で子どもたちがどれくらい達成感を味わうことができるかということです。子ども自身が楽しめないような行事は、保育教育を行う園の活動としてはふさわしくないと、園長として考えます。

園側の“ちゃんとしたものを保護者に見せたい”という思いが強くなると、勢い、子どもの気持ちを忘れて「一斉練習」に走らせることになりがちです。もし、子どもが、好きな遊びに集中しているのを止められ練習に駆り出され、また、保育者は保育者で、保育時間が終わりイベント準備のための残業で疲れが溜まったまま翌日の保育に入るというようでは、何のため、誰のための行事かわからなくなります。

当園では、従来の「運動会」や「発表会」に相当するものを「森んピック」や「表現フェスタ」と呼んでいますが、これらの行事は、普段の保育の成果をお披露目する場、子どもたちができるようになった自分の得意技や表現などをお家の方に見せる場として位置づけています。

行事の当日、子どもたちは、お友達の父母だけでなく日頃見慣れないお友達のおじいちゃんやおばあちゃんもたくさんいて、自分を取り囲むかのような大勢の好奇の視線をいくつも受けながら、しかし、萎縮すること無く、得意満面で楽しみながら自分を披露してくれることでしょう。
自慢げで笑顔いっぱいな被写体シャッターチャンスを逃さないよう、その日を楽しみに待っていただきたいと思います。

また、子どもたちの年齢などによっては午前睡がまだ必要な子もいるなど、イベントの主役となれる時間帯にはおのずから制限があります。そこで、2歳児クラスまでのプログラムを前半までに終わらせ任意解散にし、3歳児クラス以上のプログラムを続けて、一日(午前中)で済ますなどの方法も考えられますが、核家族化が進んでいる現状では、家族が二手に分かれることは余計、保護者の負担になりそうです。

一方で、開催日を小学校きょうだい児の行事と重ならないようにどの月にするか、天候に左右されない場所はどこか、希望どおりに会場が確保(抽選決定)できるかどうか、やきもきするプロセスが待っています。

森んピックの開催日は、一応、1,2歳児クラスと3、4、5歳児クラスとに分けて、別日に開催することにしています。日程・会場は、決まり次第、お知らせします。

行事について園の考え方と、森んピックの悩ましい日程確保について、説明とお知らせでした。

園長

pagetop