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おたより
Letter

園だより

非認知能力??

さて、前月の園だよりで予告した「非認知能力」のことです。

保護者の皆さんは、我が子が“他の人とうまく関わってもらいたい”、“自分に自信をもってもらいたい”と願っておられることでしょう。非認知能力とは、この「他人と関わる力」、「自分に関わる力」のことです。

もう少し詳しく書くと、「他人と関わる力」は、他の人に共感することができ、思いやりや協調性があることなど、また、「自分に関わる力」は、自分を大事な人間だと思い(=自己肯定感)、自信を持ち、自分の感情や立ち居振る舞いをコントロールできる力(=自制心)があることなどです。両方とも、IQ(知能指数)では測れない心の性質をとらえたもので、心の土台として乳幼児期に身に着けておくと幸せに暮らすことができるものだと言われています。

国が定めた保育所保育指針には「非認知能力」という単語そのものは出てきません。しかし、新指針に改定する過程で大きな視点になり、その結果、第1章総則の中で「子どもが…望ましい未来を作り出す力の基礎を培う」とか「生涯にわたる生きる力の基礎を培う」というくだりがあります。

今、なぜ、非認知能力なのでしょうか。それは、今の社会活動の中では、決められたとおりに正確に繰り返し行う仕事はロボットが人に替わって行うようになってきており、今後、人に求められるものは、答えを知っているかどうかよりも、答えがないものが多いことから、自分自身であるいは他人と協働して答えらしきもの探し創り上げていく力が一番大事になってくるからです。

既に、企業が人を採用する場合の多くの基準に、積極性・創造性・協調性・コミュニケーション力・粘り強さなどが取り上げられています。
雑談ですが、皆さんが採用面談を受けることになった場合には、こういった視点で自分を具体的にPRすると良いかもしれませんね。

では、この非認知能力はどこで、どのようにして培われるのでしょうか。どこで、ということに関しては、大阪大学大学院人間科学研究科の志水宏吉教授が、著書「学力を育てる」の中で、子どもの遊びの中で育つ、と書いておられます。

また、どのようにして、ということについて、大事なことは、子どもがただ遊ぶのではなく、保育者や保護者などの大人が、子どもが遊びを通じて多くの豊かな経験を積むように関わることです。その関わり方について、昨年、かがやきの森保育園がオープンして初めて迎えた5月連休の明けのNHK教育番組「すくすく子育て」で、ゲストとして登場した東京大学大学院発達心理学遠藤利彦教授が話しておられたことがとても印象に残っています。要旨を羅列すると次のとおりです。

  • 面白がって遊べる環境をつくる
  • 非認知能力は、子どもが興味をもって遊び失敗を通して自然に身に付いていくものだから、子どもの“やりたい”という気持ちをかなえる
  • 大人が正解と考えることを教えるのではなく、遊びで子どもが感じた心に共感することが大事
  • 遊び方を決めつけないで、こうやってやるものだとかこうさせたいとかいう大人の思いを我慢し、先回りせずにじっくり構える
  • 子どもが一つの遊びに飽きてきた時は、興味を引くような別の遊びをして見せて、誘導する

正に子ども主体の質の高い遊びにむけた環境ですね。本園でも試行錯誤しながら挑戦中です。

園長


おしらせ・お願い

利用者アンケートの実施
新規開園後一年を迎えようとしています。保護者の皆様に、今年度の園運営・保育内容等についてアンケート方式で評価していただきたいので、よろしくお願いします。
アンケート用紙は別途、依頼文書とともに玄関のお便り入れの袋に入れておきます。回答は、無記名式で玄関に設置します投函箱に入れてください。
森友会・立山学園合同の新採用内定者向け事前合同研修
2月26日、27日は、4月1日付け採用予定の職員(15~16人)を対象に研修を行います。
27日の9:40~10:30は、保育観察研修として保育室に入りますので、ご了承ください。
2月の保育定例公開日
今月の保育定例公開日は、都合により、12日と13日です。見学ご希望の方は、事前に電話で予約のうえお越しください。見学時間は、毎回、午前10時から約30分~40分間です。

3月の予定

◎3月1日(金)ひな祭り行事
◎3月14日(木)避難訓練
◎3月23日(土)卒園式、弁当日


今月の予定

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