社会福祉法人森友会では、「すべての子どもの最善の利益のために」を園運営の基本理念として、子どもたちの自尊感情や自己肯定感が育つ保育を進めています。

誉める保育

誉める90%、叱る10%。これが誉める保育の目標です。子どもたちは日々成長します。保育者はこどもたちが自らいろいろな活動に取り組めるように援助します。「トイレに行かせる」ではなく「トイレに行く」。「ミルクを飲ませる」ではなく、「ミルクを飲む」。上手にできなくても、子どもが自分から取り組んだときを逃さず誉めていきます。だから、保育室ではいつも保育者の笑顔と誉める声があふれます。子どもの行動と、子どもがそこにいることを喜ぶ大人の気持ちが伝わることで、子どもは安心して意欲的に生活し、成長していくことができるのです。しかし、重大なけがにつながるような危険な行為やおともだちに危害が及ぶような行為は、強く、短く叱ります。子どもの成長に叱ることが必要との思いからです。

選べる保育

遊びが学びです。子どもはやりたい遊びを自ら選び、遊び込むことを通じて集中力、忍耐力を養い、子ども同士でルールを守ることの大切さを身につけていきます。保育者は子どもの遊びを観察し、見通しを立てて保育の環境をつくっていきます。
早期教育のような保育は一切行いません。文字や数字も教えるのではなく、遊びのなかで楽しく学べるように丁寧に遊びの環境をつくっていきます。子どもたちは日々、園庭で遊ぶか室内で遊ぶかをそのときの思いで子どもが自分で選びます。保育者は子どもたちの活動を見守り、子どもたちの遊びに必要以上に干渉しないことを心がけます。もし遊びに入れない子どもがいるときは「これをしてみようか」「やってみない?」と遊びたいことが見つかるまで、保育者は優しく誘っていきます。

異年齢保育

年齢別の保育ではなく、0,1歳と2-5歳の異年齢による保育を行っています。子どもたちは年齢の違うおともだちの集団のなかで、日々成長していきます。年下の子は年上の子の姿にあこがれをもち、年上の子は年下の子にやさしく接するようになります。年齢が違うことで、子供同士で刺激し合い、学び合い、心身ともに成長していきます。
また、子どもたちが自分たちで遊びや生活のルールをつくり、守っていく姿が見られるようになります。保育者は年齢別の担任制ではなく、複数の保育者がチームとなって0,1歳と2-5歳の保育を担当します。子どもたちの様子を観察し、話合いながら教具・教材の提供や保育室の環境づくりを考えていきます。

食事

保育所に来る子どもたちの登園時刻はそれぞれの家庭の事情によってまちまちです。開園から登園する子どもと通常時刻に登園する子どもでは登園時刻に2時間半以上の差があります。そうなると子どもたちの中には朝食を早く食べた子と遅く食べた子がいることになり、結果としてお腹がすくタイミングも異なることになります。また夢中になって遊んでいても食事の時間だから無理に中断させるのではなく、子どもが自分の判断で遊びに区切りをつけることができることも大事にしています。
一斉に食事を行うのではなく、子ども一人ひとりが、お腹がすいたときに食事ができるように、またその日の体調によって食事の量も加減できるように配慮します。食事は頑張るものではありません。おともだちといろんなお話をしながら、楽しく食事ができるような環境をつくることが大切だと考えています。