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おたより
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園だより

幼児のフェスティバル

一番うれしかったことは、インフルエンザが猛威をふるっているこの季節に、欠席0で子どもたち全員参加、ご家族の方も、全家庭がきてくれてフェスティバルができたことです。

あたりまえですが、子どもたちがいて、ご家族の方がいてくれなくてはフェスティバルはできません。「ここにみんながいてくれる有難さ」を強く感じました。

子どもの表現を支えるもの

子どもたちは、一人一人違ったいろいろな姿を見せてくれました。2歳児、3歳児のフェスティバルを見てうれしかったのは、ダンスのとき緊張して固まっていた子どもが、歌のときにみんなと一緒に歌えたり、オペレッタのときに活躍したりした姿が見られたことです。一つの種目の中で、最初はできなかった子が途中から動き出したこともありましたね。

そういう姿を見て、子どもたちの表現を支えているものは何だろうと考えました。引っ込んでしまった子をやさしく支えながら、うまくタイミングを見て押し出してあげていた先生たち、客席のお家の方々の暖かい表情、そして友達を誘い込む子どもたちの集団の力。人のつながりが子どもたちを支えています。

もう一つ。当たり前のことですが、子どもたちを支え、引き込むのは、歌う喜び、踊る喜び、演じる喜びです。ダンスをしている子どもたち、歌っている子どもたち、オペレッタで演じている子どもたちの表情や姿には、表現する喜びがあふれていました。

喜びがあり、人の支えがあるから、子どもは表現できるようになるのです。そして、表現する中で、集中力も、体力も、友達と協力する力も育っていきます。みんなが同じときにできるようになるわけではないけれど、子どもたちを見ていると、「できようになるとき」を子どもが自分で選んでいるような気がします。たとえ今できなくても、何時間か後には、何日か後には、何ヶ月か後には、そして何年か後にはできるようになります。大人は、魅力ある活動を提案し、自分も楽しみ、誘い続けることが必要です。でも、いつそれをやるようになるかを決めるのは子どもなのです。だから、できるときには喜びをもってできるようになるのです。

子どもたちの成長

4・5歳児のフェスティバルを見ていると、改めてそれを実感します。何年間も子どもたちを見ているのですから、今の子どもたちの姿が何年か前の姿と重なります。恥ずかしがりやだったあの子が、落ち着きがなかったあの子が、今、喜びに満ちて、大人も真似できないような集中力で表現しているのを見ると、子どもが成長する力のすばらしさに心をうたれます。

4歳児は、この1年間で一番変わったのではないでしょうか。真剣にやることが楽しさにつながることを知り、がんばること、集中することができるようになりました。ダンスにも歌にもオペレッタにも、「やるぞ。」という気持ち、自分の力を思い切り出していく喜びがよく出ていました。一人一人の表現が個性的で、本当に花が開いたようでした。

そして5歳児は、ただがんばったというだけでなく、本当に大人も感動するような表現力を見せてくれました。物語の内容まで伝わってくるような歌声、指先まで気持ちがこめられている動き、1回練習するごとに明確になってきたせりふ。

表現活動で育つもの

今年の子どもたちの姿は、ともだちの森で、オペレッタを中心とする表現活動をやっている意味を、改めて教えてくれました。

「3まいのおふだ」で火になって燃えている子どもたちや「スイミー」で海の中を生き生きと泳いでいる子どもたちは、激しい動きなのに足音を立てません。足の指やひざのバネをやわらかく使ってきれいに力強く動いています。そして、10分間歌い続け、動き続ける体力があります。やってみればわかりますが、これはそう簡単なことではありません。私たちがやったらすぐ息が上がってしまうような運動量です。そして、全員が、堂々とソロで歌ったり一人でせりふを言ったりしています。

一人一人の動きや声が見事なだけではありません。そこには、集団で一つのことを作っていく充実感があります。せりふを言うにも動くにも、まわりの子を見て、友達と対応し、協力して一つの場面を作っていく力がついているのです。

これは、オペレッタだけでなく、ふだんの生活の中でも友達といっしょにルールのある遊びを楽しみ、遠足やもりんぴっくなど一つ一つの行事をのりこえてくる中で育ってきたものです。その積み上げてきた力が、オペレッタという教材の魅力と、お家の方に見てもらうという張り合いと喜びによって、花開いたのだと思います。日常の保育の積み上げと、ご家族と一緒に作る行事の力の両方が大事なのだということが改めてわかりました。

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