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おたより
Letter

園だより

正しい言葉使い ~「大丈夫ですか?」~

昨年11月、東京へ朝食付きのビジネスパックで出張したときのことです。

ホテルの朝食会場では、給仕カウンターでサンドイッチ等と飲み物を選んで待つという方式で、チェックアウトを済ませて荷物を持ったお客も結構並んでいました。私は、好みのモノを選び朝食券を出しながら指差し注文し、頭の中では今日のスケジュールと課題内容を確認していました。そのときに、20歳代でしょう、食品を乗せたトレーを差し出した男子店員から「店内ご利用で大丈夫でしたか?」との言葉。
一瞬、私の仕事のスケジュールが止った感じになりました。
相手の言う「店内ご利用」の意味に戸惑いましたが、それに輪をかけて解からないのは「大丈夫でしたか」の言葉。“大丈夫って…、何か、私には歓迎できないものが店内にあることを覚悟しなければならんのかいな? いやいや、店内利用する私に何かハンディがあって不安な様子でも見受けられるんかいな?”

店員が言う意味が良く解からないので、つい、返した私の言葉「意味、わかんない」に、今度は相手方が一瞬、行動が止った感じで、困った表情が現れました。すると、店員は「店内でお食べになりますか?」と言いなおし、私は私で、コミュニケーションが完成したことに満足して、「そうだよ、ありがとう。」とニコッと笑って言いました。

テーブルに行きながら、私が発した「意味、わかんない」という言葉も他の表現を選んだほうが良かったかな、と思いました。というのも、若い者の間で時々使われる「はぁ?、意味わかんねーし」という言葉に似ていなくもないし、その若者言葉には、少し相手をバカにした意味を含んでいるからです。店員の困った表情は、私の言葉をそんなニュアンスで受け取ったのかも知れません。

出張から帰って、「大丈夫」という言葉がどうも気になるので調べてみました。そうすると、ある質問や誘いに対して、“結構です”といった断り文句や“できません”といった不可能の文句の替わりに、やわらかく返そうとして、誤って「大丈夫」が使われているとのことでした。「大丈夫」の本当の意味は、①「危なげなく安心できるさま、強くてしっかりしているさま」のほかにもう一つ、②「間違いがなくて確かなさま」ということでした。

とすると、店員の言葉使いは、あながち間違っていたとは言えないようです。私は店員の言葉を①の意味で受け取ったのですが、店員は、もしかしたら②の意味で使ったのかも知れません。「(あなたは、通勤者で食べ歩きするのか、あるいは宿泊者で部屋に持ち帰って食べるのかわからないので、)この店内で食べることで間違いなかったですか?」と…。だとしても、店員の言葉には多少、ぎこちなさが残ります。

園で、子どもたちのおしゃべりを聞くと、たどたどしく話す年齢から、どこで覚えたのか生意気な言葉使いをする年齢まで、話す内容が様々です。私が保育室に入ると、「組長、組長先生」と意地悪に笑いながら声をかけてくれる年長組の子もいます。クレヨンしんちゃんの影響でしょうかね。私は、「組長ではないので返事はしないよ」などと言い、「園長先生」と言い直してくれた子には「何か用かな?」と話題を深めていきます。

子どもは見聞きして面白そうと思ったことは、活動と同じく、言葉使いも真似するものです。幼児保育の間は、言葉使いに怒ったり、子ども自体を否定したような言葉を掛けたりするのではなく、先ずは、楽しく会話しながら正しい言葉使いへと導いていくことが大事です。

学校や家庭でも、子供の発達段階に応じて正しい言葉使いや挨拶など、子どもが大人になるまでに続けていきたいものです。

私のこの年になっても、冒頭のようなコミュニケーションが上手くいかないこともあるのですから、正しい言葉使いは、一生、学んでいかねばなりません。

お知らせ・お願い

  • 2月の定例公開日は2月19日(月)~21日(水)です。園でのお子さんの様子をゆっくり見る機会にしていただきたいと思います。見学を希望される方は、2月9日(金)までに職員へお知らせください。
  • 月極延長を希望される方は、前月末までに申込書を提出してください。
  • 2月14日(水)の研修外来者について
    保育の質向上のため、森友会は他の県外社会福祉法人と研修交流を行ってきており、当日は、大在園舎が研修会場となっています。多数の外部保育者による見学が予想されますので、お知らせ致します。ご了承ください。
  • 採用 保育教諭 細見(2月1日付)大在園舎配属
    よろしくお願いします。

今月の行事

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