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おたより
Letter

園だより

アンガーマネジメント

昨年度の2回の講演会では、事後アンケートで今後の子育て講演会で取り上げてもらいたいテーマについて書いていただきました。回答のうち数件あったのが「アンガーマネジメント」。怒りや苛立ちを衝動にまかせて爆発させるのではなく、上手に感情をコントロールして、問題解決を適切に行ったり、良いコミュニケーションに結びつけたりすることです。
アンケート回答者の“アンガー”の対象は、きっと我が子なのでしょう。

子どもの外界に対する興味は尽きないもので、いつまでも同じことを繰り返して動こうとせず、あるいは逆に、次から次へとより興味のあるものに遊びや場所を変えていき、興味を引くものがなくなって手持無沙汰になると今度は“かまって”とばかりに手足にまとわりついてくる。
一方、親としては時間に追われ駆け足の生活。「あ~ぁ、何で今よ」「急いで」「もう、いいから止めて」「後で」。やがてイライラか高じて、つい、子どもに「もう、知らん!」。すると、子供は余計に愚図りだして、親の行動がますます制限されてしまう結果に。何とかひととおりの事が済んだ頃、冷静になって“さっきは、悪かったなあ”の後悔。こんな経験のない親なんて、なかなかいないですよね。

「笑顔がスタートライン」と題する先週土曜日の第1回子育て講演会では、講師から、子どもへの接し方についてお話をいただくことにしました。昨年度のアンケート結果などを見て、子育てに伴うイライラ感が少しでも減ってくれればと、心の面と技術の面にわたって話をしていただきました。
講演の骨子は、①子どもに対する見方・視点を変え、良いところをたくさん見つけること、②子どもの気持ちが実際どうなのかを考え、大人の感覚で判断しないようにすること、③拍手などして心からほめること、④これらをすべて笑顔で行うことが何よりも大事 といったものでした。

①の良いところを見つけるのに視点を変えるということについて、絵本「ええところ」(学研出版)の読み聞かせがありました。絵本のストーリーは、「ええところが一つもない」と思っている子が、友だちから「クラスで一番あったかい手をもっている」と褒められて…
②のこどもの実際の気持ちに関しては、「ごめんなさい」(ポプラ社)の読み聞かせ。子どもは子どもなりにちゃんと考えて行動していることに気づかされ、子どもの行動を叱る前に理由をちゃんと聞こうとしないことを反省させられる絵本でした。心で“さっきは、悪かったなあ”と後悔するだけではなく、子どもに素直に「ごめんなさい」と言えるようになりそうな、どちらかというと大人向けの教則絵本で、ほろりとさせられる読み聞かせでした。
都合などにより講演会に参加できなかった方も、こういった絵本を読んでみてはいかがでしょうか。

さて、「アンガーマネジメント」のもっと深い部分。
感情コントロール方法などのことではなく、子どもに対してどんな場合にどのように叱るべきか、といった「叱り方」についてです。この点は、家庭の価値観、集団生活をする園の方針、子どもの成長程度、事案がたどった経過等々もあり、一概に言えるものではありません。 園の方針を一般論として言うならば、叱る場合というのは、①ケガに結びつくような危ないことをした場合、②園児も含め個人の尊厳や人権を傷つけるようなことをした場合、③決めた最低限のルールをわざと破った場合 など限られています。そして叱る場合も、目力だけで(大声を出したり威嚇めいた行動を採ったりすることは厳禁)、年齢によっては何故いけない事なのかも端的に短い言葉で言い聞かせ(ぐちぐち言わない)、最後には「わかってくれたよね」とか「危なかったねえ、もう大丈夫」といった言葉をかけるようにしています。さらに、しばらくは、その子の良いところをできるだけ見つけてほめるようにして、心が立ち直り自信と自己肯定感を取り戻せるように配慮しています。

保育者は、子どもの気持ちを探り受け止めながら、その子が一つの経験として学ぶものがあるように適切な対応を考え実行しなければなりません、しかもその場で。後になって対応しては意味がありません。つくり怒り顔だけでその子のために叱ることは、或る意味、真剣勝負とも言えます。(文責 園長)


おしらせ・お願い

学生の園見学等
7月後半から学生向けの法人説明会や就職希望者による園見学が随時、始まります。
保護者個人面談、定例保育公開、園見学などが重なった場合など、案内が行き届かないこともあるかと思いますが、あらかじめご了承ください。
週末の靴の持ち帰り
蒸し暑い季節を迎え、玄関の靴の匂いも気になりだしました。
週末は靴を持ち帰って、洗濯などメンテナンスをお願いします。
清潔で気持ちの良い月曜登園を迎えましょう。

今月の予定

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